「風船」

あるテレビ番組で
木にひっかかった風船を
取ろうとしている子どもがいたとして
通りすがりの人はどんな反応をするか
いろんな国で実験していた
 
するとある国で
黒人の人が木を揺らしただけで
風船は土に落ちてきた
男の人はなんてことなしに言った
「物は地面に落ちて来るだろ?」
その国にはヘリウムガスがなく
風船は空へ飛んでいかないそうだ
 
重さがあれば
風船くらいの重さでも
落ちて来るんだ
 
心にも重力はあって
その重たい気分があれば
そんなに落ち込むのも
当たり前なんだよ
 
でも重力は必要なもの
だからきっとあなたが落ち込むのは
必然で必要なんだ
その重力が
あなたを立たせ歩かせる
 
エネルギーを
溜めるように
心を休ませてあげれば
風船は少しずつ膨らんで
また自然と

風に乗るだろう


(c) Mari Awaya

 
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詩人。物語も書いてます。
東京を中心に活動しています。詩集に「ぼくはぼっちです」、アンソロジーの詩集にも多数詩が載る。Twitter→@AwayaMari
Instagram→awa_mari39

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