「火傷」

久しぶりに火傷をした

水ぶくれになった

指先だったから

かなり痛い

 

何で火傷したのか

それはあの、罪のなさそうな

つややかに光っている

白い炊きたてのご飯だ

それは見るからに

幸福を運んで来そうな見かけでいて

ものすごい熱を発していて

攻撃性があるとも言える

 

私は初心にかえった気持ちになる

見せかけや思い込みで

信じすぎるのは危険なんだと

 

 

(c) Mari Awaya 2017

 

 

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「流れていく」

あんなことも

こんなことも

たいそうなことも

ささいなことも

 

美しいことも

見るのも嫌なものも

愛したものも

憎んだものも

 

人、というちいさな川に

時、というおおきな河に

 

 

(c) Mari Awaya 2017

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「そうっと」

この星の

最後の方で

人間、って言うものが

登場したのは

 

自然の力だけではなく

人間しか持たない

想像力や

思考で

どんな風に

この星が変わるか

どんな世界が

創造されるか

見て見たかったんじゃ

ないだろうか

 

誰か知らないけど

誰かが

 

 

(c) Mari Awaya

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「けむり」

それは

ひとつのしかくい

せまいへやで

もくもくたまる

しかいがかすむほどだが

けむりをつくりだすひとには

わからない

 

そして

そのへやのとびらが

あけはなたれた

けむりたちは

きゅうくつさを

もてあましていたから

いきおいよく

でもじわじわと

ドアのそとへでていく

 

そのさきに

そのけむりをすって

せきをし

ほっさをおこし

しんでしまうかもしれないひとが

いても

けむりには

そんなことはわからない

けむりは

そうぞうすることができない

 

けむりはただ

じゆうになりたいだけなのだ

 

 

(c) Mari Awaya 2017

 

*思いの外、HPの公開が遅くなりそうなので、詩の更新、こちらでしていきます、なるべく。

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「待ちぼうけ」

なんでもいいから

本を買えばよかった

 

この贅沢な

あるいは

無意味な時間を

無駄にしないために

 

それならばやはり

読みたい本を買うべきだった

 

ここにいながら

旅を出来たかもしれないのに

 

 

(c) Mari Awaya 2016

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詩人。物語も書いてます。
東京を中心に活動しています。詩集に「ぼくはぼっちです」、アンソロジーの詩集にも多数詩が載る。Twitter→@AwayaMari
Instagram→awa_mari39

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